自転車通学の実態
指導事例

- 「自転車=車」
プロジェクト徳島市川内中学校(徳島県) - 『自転車=車』という意識を生徒にもたせるため、自転車運転免許制度(筆記試験)を導入し、「自転車運転免許証」発行と「ナンバープレート」を交付する取り組みを実施。自転車は車と同じ扱いにし、違反した場合は罰則規定を設けている。

- 学校前押し歩き指導私立英明高等学校(香川県)
- 「歩道は歩行者優先」という意識を広めるため、朝の登校時に通学自転車の押し歩きを推奨。平成29年に生徒が自主的に始めたもので、この取り組みを継続しようと生徒会主体でキャンペーンをスタート。罰則もなく、義務でもないが、生徒たちは積極的に手押しを実施している。

- 生徒による
事故データの収集活用愛媛県立松山南高等学校(愛媛県) - 生徒自身に自転車に関する現状をきちんと理解してもらうため、自転車事故件数や生徒の自転車に対する意識を調査し、データ化。データで見せることで生徒の納得度も高まり、どんな対策が必要なのかも導くことができる。

- 児童による安全看板制作台東区小学生(東京都)
- 事故多発地点に小学生が看板を制作&設置。
警察署が主導で、東京都・台東区の小学校へ飛び出し防止看板制作を募集。採用された看板を、小学校学区の事故多発交差点に設置し、事故が実際に減少した。

- 自転車運転免許証の発行
- 自転車免許発行のための筆記試験&実技試験を自動車学校と共同で開催。自転車も車と同じ車両であることを認識し、責任を持つよう指導している。

- 通学用自転車の一斉点検
- 毎年4~5月に自転車の整備不良による事故を未然に防止するために自転車通学の生徒の自転車を一斉に点検している。

- マップの活用・
通学路の推奨 - 学校周辺の事故の多いエリアを把握し、交通安全マップを作成。通学路が複数ある場合はより安全なルートを“推奨ルート”とすることで事故を未然に防いでいる。

- 自転車事故公判模擬裁判
- 地方裁判所の裁判官に協力いただき、生徒たちに自分自身が加害者になる自転車事故があることを気づかせることに成功。