新生活に向けた自転車購入基準調査(2017年)

自転車購入を検討される方が増える新生活を前に、自転車の安全利用促進委員会では2017年2月20日~22日に中高生の自転車通学をする子どもを持つ主婦500名を対象として、自転車購入時の購入基準について調査いたしましたので調査結果をご報告いたします。

調査の結果、自転車の購入基準として子ども用の自転車・母親自身の自転車ともに「安全性」を重視しているものの、「デザイン」や「価格」も重要な基準として挙げていることがわかりました。その一方で「タイヤのパンク」や「さびやすさ」などのハード(製品)面を後悔した点として挙げ、後悔した原因としても「デザインを重視したから」「価格を重視したから」と回答していることから、自転車の製品欠陥による事故などを想定した購入ができていないことが結果から伺えました。

色や形、値段さまざまな自転車が販売され、自転車が個性を表すファッションアイテムのような存在になりがちですが、車と同じ「車両」であることを理解し、被害者はもちろんのこと加害者にもならないように正しい自転車選びで、新生活のスタートを切っていただきたいと考えています。

詳しくはニュースリリースをご確認ください。

≪自転車の安全利用促進委員会≫新生活購入基準について

【調査トピックス】
(1)安全な自転車に乗ってほしいものの、「価格」も譲れないのが主婦の本音。
●主婦が選ぶ子どもの自転車の購入基準は「安全性(83.0%)」&「価格(74.4%)」。
●子ども自身は「安全性(69.2%)」&「デザイン(67.8%)」を基準にしている。

(2)購入で重視していた「デザイン&価格」が購入後の後悔の引き金に。
●子ども用自転車 後悔した理由1位「デザインを重視したから(31.4%)」。
●母親用自転車 後悔した理由1位 「値段(安さ)を重視したから(41.0%)」。
● 子どもの3人に1人が購入時に最も重視していた「デザイン」を重視したために後悔している。
● 主婦は「値段(安さ)」を重視したために後悔した人が圧倒的に多く、4割強を占めた。