高齢者の自転車事故実態調査/高齢者はハンドル操作ミスや転倒事故が他世代を大きく上回る結果に!

自転車の安全利用促進委員会は、高齢者の自転車事故とその傾向について、当委員会メンバーでもある三井住友トラスト基礎研究所 研究理事 古倉宗治氏、公益財団法人交通事故総合分析センターITARDAから提供を受けた事故データに基づき、2015年に発生した事故について調査・分析いたしました。その結果、高齢者(65歳以上)の自転車事故件数は19,510件あり、事故におけるハンドル操作ミスの割合が他の世代の約2.5倍であることや、「転倒事故」の約半数を高齢者の事故が占めているということがわかりました(2015年データより)。
高齢者になると全体的に身体能力が低下して、視覚能力の衰えによる認知ミスや、バランス感覚・運動神経の低下による操作ミス、特にハンドル操作ミスが生じやすい状況が原因だと考えられます。

各調査の詳細、及び当委員会メンバー古倉宗治氏のコメントにつきまして詳しくはニュースリリースをご確認ください。

高齢者の自転車事故実態調査

【調査トピックス】
(1)高齢者の自転車事故は年間約2万件起きている!
●高齢者においても、出合頭の事故に細心の注意を。
●ハンドル操作ミスにも要注意。事故に占める割合が他の世代の2.5倍高い!

(2)高齢者は、転倒事故にも要注意。全転倒事故の約半数が高齢者!

(3)高齢者におすすめの電動アシスト自転車。選ぶ際の注意点は?
●60歳以上の電動アシスト自転車の利用率は9.2%。各年代で最も高い!
●高齢者の電動アシスト自転車選びのポイントは「軽量」「低重心」がおすすめ。