中高生の自転車事故実態調査/2016年都道府県別の通学時事故件数ランキング

自転車の安全利用促進委員会では新生活シーズンに合わせ、全国の中学生・高校生の都道府県別の自転車事故発生件数について調査いたしましたので、ご報告いたします。
今回の調査は、当委員会メンバーでもある三井住友トラスト基礎研究所 研究理事 古倉宗治氏と、公益財団法人交通事故総合分析センターITARDAから提供を受けた事故データに基づき、
2016年に発生した事故について調査・分析致しました。

都道府県別の通学時自転車事故発生件数については、中学生は埼玉、群馬、静岡が、高校生は静岡、埼玉、愛知がワースト3県という結果になり、人口1万人当たりの自転車事故件数では、中高生共に群馬がワースト1となっています。
また、割合は低いものの、前照灯不良・ブレーキ不良などの自転車の車両自体が事故原因となるケースも年間413件発生しており、そのうち約2割を占める82件が中高生の事故であることが判明しました。

各調査の詳細、及び当委員会メンバー古倉宗治氏のコメントにつきまして詳しくはニュースリリースをご確認ください。
中高生の自転車事故実態調査/2016年都道府県別の通学時事故件数ランキング

<調査トピックス>
2016年都道府県別事故件数ランキング 事故の多い県の特徴とは?
●中学生事故件数ワースト1位 埼玉、2位 群馬、3位 静岡
●高校生事故件数ワースト1位 静岡、2位 埼玉、3位 愛知
●事故率が最も高い県は、昨年に続き中学高校共に「群馬県」

車両が原因の事故も全年代で年間413件起きていた!防げたはずの事故を起こさないために
●車両要因の事故は全体で年間413件。その2割が中高生の事故!
●法令順守などのルール・マナーの徹底と併せ、車両自体の安全性も見過ごせない!
●新入生が注意すべき通学用自転車の選び方とは?